「アメリカン・アイドル」出身の人気者が、約3年半ぶり3枚目の新作で大きく前進。テイラー・スウィフトを手掛けるネイサン・チャップマンやデイヴ・コブらナッシュヴィル勢を味方につけ、ブルージーな南部サウンドやレトロ・ポップなどを多彩に展開。スタイリッシュになった印象も与えつつ、お茶の間アイドルから真摯なシンガー・ソングライターへと脱皮。とりわけ素朴なバラードの説得力に圧倒される。
フィリップ・フィリップス 『Collateral』 「アメリカン・アイドル」発のお茶の間アイドルから真摯なSSWへと脱皮
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