クール・キースの変名のひとつで、音作りを担うオートメイターの名を有名にもしたDr.オクタゴン。当時の日本ではモ・ワックス経由で紹介されたことからトリップホップ文脈で先鋭的な層に評価されるも、やがて関係が拗れ……ってとこから両者が20年以上ぶりに手を組み、コスりまくるQバートも含む初作の布陣で3作目を発表した。継ぎ目だらけの手つきは変わらず不穏でヤバいが、いま聴くと直球で聴けるのもおもしろい。