誰もがスマホを持つインターネットを前提とする現在の社会情勢の中で、メディア・アートが捉える範囲はどういったものだろうか? そして、これから先どの様に変遷を辿って行くのか? メディア・アート界隈の第一人者である畠中実と久保田晃弘両者による対談形式を軸に、キーワード解説や、年表といった客観的情報と共に深くかつ分かりやすく整理、解説された本書。宇宙開発技術やAIなど、日進月歩の様々なテクノロジーを芸術精神の範疇を超えた、もっと日常に接続したものとして捉えて行く為にも、ポストインターネットを経た今こそ手に取り、これから先を読み解く糧としたい。