US西海岸出身のシンガーによる4年ぶり3作目。カットファーザーやビー・メイジャー、ロデリック&コルジャなどの実力派制作陣を迎えてプロダクションの質が大きく向上し、ポップな爽やかさに磨きがかかった。そんななかにあってやはり印象的なのは、本人制作の“Till The End”におけるハープ使いのトラックをはじめ、ニーヨ登場以降に次々リリースされた〈美メロR&B〉をデジャヴさせる瞬間と、それらに映える甘く細い歌声か。