浮気男に手こずったり、告白してきた幼馴染をあっさりと突っぱねたり、実体験をユーモラスかつ赤裸々に表現した歌詞が何とも清々しい初作。クリーン・バンディット“Rockabye”への参加と、マシュメロが手掛けた先行カット“Friends”のヒットを弾みに、そのまま攻め上げようという寸法だ。エルトン・ジョンが後ろ盾となり、エド・シーランやジュリア・マイケルズが共作、さらにスティーヴ・マックやTMSらがプロデュース参加と豪華絢爛。ダンスホールからEDMまで小気味良い楽曲を並べている。ルディメンタルやニック・ジョナスほか、多数の客演仕事をこなしてきたUKの27歳がようやく見つけた武器は、サバサバした自身のキャラ。空手をやっていたのも頷ける、ピシッと筋の通った一枚だ。