紅一点のルビー・ヴェラをフロントに据えたアトランタのソウル・バンドが6年ぶりに放つセカンド・アルバム。60年代後半のスタックスに通じるファンキーでレイドバックしたサウンドとルビーの哀調を帯びたハスキー・ヴォイスが醸すレトロ感は、前作と同じくエイミー・ワインハウスとシャロン・ジョーンズの隙間に入り込んでいくかのよう。ワウ・ギターを絡めた勇壮な音でアイザック・ヘイズのように迫るリズム曲も快調だ。