「The X Factor」で脚光を浴びるも、死の淵を彷徨った体験を経てポップスからブルースに転向し、2016年の前作でグラミーの〈最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞〉を獲得。注目の新作ではロックへ寄っていき、ヴィンテージ・トラブルやアラバマ・シェイクスらに通じるサウンドを携えて、さらなる飛躍を目論んでいる。ゴリッとした演奏と説得力のある熱っぽいヴォーカルがダイレクトに心に刺さる一枚だ。