Automatic、estraに加え、ライアン・ヘムズワースも制作に迎えた1年3か月ぶりのセカンド・アルバムはLA録音。その旅も彼らが止まらぬことの表れで、ラップする2人の関係性とその物語化、ポップな音の引き出しなど前作を飾った要素に代わり、あるがままの詞と音が大きく中心を成す作りは彼らの現在を封じ込めたものだ。〈もっと飛びたい〉と傾けるエナジーがマイクを通してギラギラ光放つ“Speed”は何より鮮やかな一撃。