コラム

タワーレコード40周年記念サイトで〈Mikiki的1979~2019名曲選〉2009~2019年編が発表! 編集部員の選曲とコメントを掲載

タワーレコード40周年記念サイトで〈Mikiki的1979~2019名曲選〉2009~2019年編が発表! 編集部員の選曲とコメントを掲載

タワーレコードの日本上陸40周年を祝うサイト〈音は世につれ:TR40.JP〉。この半年間、同サイトのSpotifyプレイリスト企画としてひっそりと更新されていたのが、〈Mikiki的1979~2019名曲選〉です。

同企画でMikiki編集部の4人が挑んだのは、79~2019年の名曲を10年ごとに1人10曲を選曲する、という無謀なチャレンジ(大変でした)! 〈79~88年編〉〈89~98年編〉〈99~2008年編〉と続いてきたシリーズは、いよいよ最終回の〈2009~2019年編〉が発表に。

というわけで、今回は選者別の楽曲リストと、それをふまえたコメントを掲載いたします。それぞれの耳で聴いた、てんでばらばらな〈2009~2019年〉を、どうぞお楽しみください。*Mikiki編集部


 

田中亮太が選ぶ2009~2019年の名曲

The Big Pink “Too Young To Love”
LCD Soundsystem “All I Want”
シャムキャッツ “渚”
Rhye “The Fall”
Icona Pop “Girlfriend”
Ariel Pink “Put Your Number In My Phone”
SEVENTEEN AGAiN “恋人はアナーキスト”
Frightened Rabbit “Death Dream”
ミツメ “エスパー”
upsammy “Warm Puddles”

2010年代の初頭くらいから、ライヴハウスでたまたま出会う音楽、クラブでDJが繋いでいくサウンドといった体験に重きを置くようになったせいか、曲や作品単位ではあまり思い入れがないですね。加えて、どんどん音楽の持つ社会や時代を映し出すという側面に関心がなくなり……。それに危機感を持ってもいますが(笑)、私的であろうとすることで、また音楽が楽しくなってきた面もあり、その懸念はまーいっかーと来年に持ち越します。

 

高見香那が選ぶ2009~2019年の名曲

AKB48 “RIVER”
James Blake “Unluck”
坂本慎太郎 “思い出が消えてゆく”
坂本慎太郎 “あなたもロボットになれる”
Ariel Pink “Plastic Raincoats In The Pig Parade”
KOHH feat. Dutch Montana & Loota “Dirt Boys”
Okasian & KOHH “Save Time”
Soft Hair “Lying Has To Stop”
ゆるふわギャング “Dippin' Shake”
PENTAGON “SHINE”

音楽の仕事を始めたのとサブスクの影響もあり、よりいろんな国のジャンルの音楽を聴くようになった10年でした。日々大量の新しい音楽がどんどん出てくるのも興奮するし、昔の音楽をいま聴くとまた新たな発見があったりと、人生退屈しません。終わりのない趣味だ。

 

酒井優考が選ぶ2009~2019年の名曲

school food punishment “light prayer”
相対性理論 “ミス・パラレルワールド”
ねごと “メルシールー”
パスピエ “真夜中のランデブー”
tricot “おやすみ”
大森靖子 “Over The Party”
くるり “Liberty & Gravity”
CAPSULE “Hero”
Hello Sleepwalkers “2XXX”
ジオラマラジオ “step”

音楽には〈良い音楽〉と〈特に良い音楽〉の2種類があると思っていて、この10年は個人的に、特に〈特に良い音楽〉がたくさんありました。自分の耳が肥えてきたのか、人生で一番多く音楽を聴いたからか、音楽が進化し優れていってるのかは分かりませんが、嬉しい悲鳴です。

 

天野龍太郎が選ぶ2009~2019年の名曲

Kanye West feat. Pusha T “Runaway”
川本真琴 feat. TIGER FAKE FUR “アイラブユー”
Vampire Weekend “Step”
Taylor Swift “Blank Space”
Carly Rae Jepsen “Emotion”
Frank Ocean “Self Control”
C.O.S.A. × KID FRESINO feat. コトリンゴ “Swing at somewhere”
Ariana Grande “thank u, next”
The 1975 “Love It If We Made It”
21 Savage feat. J. Cole “a lot”

特に後半は、ラップや英米のメインストリームばっかり聴いていた10年。先日、Pitchforkに載った〈How Indie Went Pop—and Pop Went Indie—in the 2010s〉なんてコラムを〈マジでほんとそうなんだよな~〉とか言いながら読んでいたんですけど、ふと、〈そんな世の中に流されまくってていいのか、おまえ〉と思い直しました。流されるのもいいけど、ちゃんとサーフしなきゃね。こじらせまくった2000年代と流されまくった2010年代を経て、2020年代はどんなふうに音楽を聴こうかな。

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