恐怖がじわじわ押し寄せる感覚に鳥肌もの。あの普通ではない作品『ロブスター』で鬼才と呼ばれたヨルゴス・ランティモス監督の新作。物語は、幸せに暮らす家庭がとある少年を迎い入れたことがきっかけで崩壊していくという、サスペンスでもありホラー。胸騒ぎが終始止まらなく不快感さえも覚えるほど。不穏で不気味な音楽に出演陣の演技力。癖のある演出や不気味なカメラワークに恐怖を隠せない。人間の本性が丸出しでおぞましさ全開。背中がぞわぞわするのが最後まで続くあの感覚を味わいたいがためにまた観たくなる。中毒性高め。
「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」人間の本性が丸出しでおぞましさ全開のランティモス新作
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映画/映像