近年はアリアナ・グランデとの交際がゴシップ系メディアを大いに賑わせていたマック・ミラーだが、破局後のリリースとしても注目が集まる今作は、交際の最中に発表されたハッピーなムードの前作とは対極となり、先行曲“Self Care”や“Small Worlds”あたりでは現在の心境を素直に吐露している。それでいて冒頭の“Come Back To Earth”からはポジティヴなモードに切り替えようとする様も窺わせ、前作のような華やかな客演陣こそないものの今回もJ・コールやフライング・ロータス、ジョン・メイヤーといった幅広い制作陣がズラリ。デイム・ファンクにサンダーキャット、スヌープ・ドッグ、シド(インターネット)らの参加した軽妙なファンク・チューン“What's The Use?”が最高。
マック・ミラー 『Swimming』 サンダーキャットやスヌープ・ドッグら参加、心境を素直に吐露した最後の作品
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