ヴァン・モリソン『The Prophet Speaks』生涯を通し愛してきたヴォーカル・ジャズやR&Bへの思い詰めた新作

2018.12.19

まだまだ続くヴァン御大のリリース・ラッシュ。過去2年間で4枚目となる本作はジャジーなブルース~リズム&ブルース特集となっており、ジョーイ・デフランセスコやダン・ウィルソンら精鋭たちのスウィンギーかつリラクシンなプレイに合わせ、朗々たる歌声を轟かせている。6つの書き下ろし曲もスタンダードの趣を醸す素晴らしい出来で、とりわけ哀感漂うタイトル・トラックでの苦み走った歌唱には惚れ惚れ。

 


昨年ソロ・デビュー50周年を迎え、そしてロックの殿堂入りを果たしたヴァン・モリソン。今作は通算40作目の最新作。ヴァン・モリソンが生涯を通して愛してきたボーカル・ジャズやR&Bへの思いが詰まっており、そして新曲6曲の他にサム・クックやジョン・リー・フッカー、ソロモン・バークなどの名曲をヴァン・モリソン流にカヴァーしている。今年の4月にもジャズ・オルガン奏者の第一人者ジョーイ・デフランセスコを迎えて製作された39作目のアルバムをリリースしたばかりだが、今作でもお馴染みの盟友ミュージシャンが参加。殿堂入りしてもなお彼が止まることは無い。

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