レーベルから急かされているわけでもなかろうに、急ピッチでアルバムを作り続けるヴァン・モリソン。まったく60年代じゃあるまいし。でも現在の彼は度し難く音楽に魅せられていたあの頃と同じ気持ちでいるのだろう。そんな印象を抱く半年ぶりの新作は、オルガン奏者とのコラボによるジャジーな一枚。ロッド・スチュワートの歌唱でも知られるあの曲のセルフ・カヴァーなど、どれもイキイキしていて最高だ。今回も極上。