京都の3人組バンド、THE FULL TEENZが新曲“Slumber Party”のミュージック・ビデオを公開した。
2月7日(木)にリリースされる同曲は、昨年末に発表した“You”に続く、3枚連続シングル・リリース企画の第2弾。技ありなリズム・チェンジや繊細なコーラス・アレンジなどバンドの成長を巧みに刻み込んでいた“You”と比較して、この“Slumber Party”はまさにTHE FULL TEENZ印。性急な8ビートと青臭いギターが2分強をあっというまに駆け抜けていく。〈そっと 声を焚べるように 朝を待って許したいな 夢で逢えるように 思い出して側にいたいな〉と歌われるコーラスには、フロントマン・伊藤祐樹節と言うべきロマンティシズムがバーストしている。
さらにカップリングでは、NOT WONKの“Give Me Blow”、KONCOSの“Baby”それぞれのカヴァーを収録。前者は原曲の英語詞をオリジナルの日本語詞に変換、後者は楽曲の後半からKONCOSがカヴァーした“Whistle Song”に移行しつつ山達ネタも挟み込むなど、気の利いたアレンジがニクい。いずれも、過去に7インチやカセットで発表されていたが、現在は両タイトルとも入手困難になっているので、これは嬉しい再収録だ。
同シングルは、2月2日(土)に京都・磔磔で行われるライヴ・イヴェント〈LIVE! SECOND ROYAL〉で先行販売されるとのこと。THE FULL TEENZのほかにもSuperfriendsとThe Faxの2組が出演するので、関西のインディー・ロック・リスナーは集合といきたい。同イヴェントの詳細などはこちら。