2011年のSAKEROCK脱退後、トクマルシューゴをはじめさまざまなアーティストと共演。舞台音楽も数多く手掛けるなど、異才ぶりを発揮してきたベーシスト、田中馨。そんな彼が2012年に結成したバンド、Hei Tanakaのファースト・アルバム『ぼ〜ん』が完成した。
Hei Tanakaは2014年にいったん活動を休止したものの、2016年にメンバーを一新して再スタート。池田俊彦(ドラムス/T.V.NOT JANUARY)、牧野容也(ギター/小鳥美術館)、サトゥー(サックス/SATETO)、黒須遊(サックス/RIDDIMATES)、あだち麗三郎(サックス/冬にわかれて)という6人編成で活動してきた。「音楽で無くたって全然いい。でも、音楽みたいでありたい」。そんな田中の言葉どおり、パンク、ジャズ、ファンク、民族音楽など多彩な要素を詰め込んだサウンドは、オルタナティヴに尖りながらも人懐っこいポップさもある。そんな不思議なアルバムについて、田中、池田、サトゥーの3人に話を訊いた。
〈こんなのできねえよ!〉を好奇心で打破していく6人
――ついにファースト・アルバムが完成しましたが、まず2016年に再出発した経緯を教えてもらえますか。
田中馨(ベース/ヴォーカル)「3人編成のときはドラムが2人、ベースが1人っていう編成で、オケを流しながら生で3人が音を合わせていくというやり方だったんですけど、あるライヴで〈この編成でやりたいと思ってたことができた〉っていう実感があったんです。だから、いったん終えられたんですけど、時間が経つなかで今度は全部、人力でやりたくなって」
――それが新編成に繋がった?
田中「そうです。音楽性がどうのというより、ステージで人間が身体を使って演奏している状態を(観客に)観てほしかったんです。それで楽器の編成をどうしようかと考えたときに、(楽器として)あまり好きではないサックスに囲まれて、好きな音楽をやったら相殺されて、音楽性がぶち壊れるんじゃないかと思ったんです(笑)」
――サックス、好きじゃなかったんですか(笑)。
田中「そういうと語弊がありますけど、たまたま、すごく好きなプレイヤーに出会わなかったってだけなんですよ。最初はサックスだけで5〜6人もいたらおもしろいかな、と思ったんですけど、最終的に3人に落ち着いて。いまは人数的にちょうどよかったな、と思います」
――ちなみに(今日インタヴューに参加している)サトゥーさんとは面識があったんですか。
田中「会ったことなかったんです。でも、〈おもしろいヤツがいる〉っていう話だけ聞いていて、試しに一度演奏してみた。その場で譜面を渡して、〈もし合わなかったら仕方ない〉という気持ちでした。そしたら、いきなり声をかけた田中という謎の男と初めて演奏するにもかかわらず、それを楽しもうとしているのがすごく伝わってきたんです」
サトゥー(サックス)「〈曲を捉えて良いプレイをしてやろう〉と思ってたんですけど、いざ始まったら〈この曲はどこに行くんだ!?〉って思いながらやっているうちに終わっちゃって(笑)。でも、これはやり甲斐があるなって思いましたね」
――サトゥーさんのサックスは嫌いじゃなかった?
田中「嫌いじゃなかった(笑)。〈この人だったら絶対良いな〉って思ったんです。〈サックスっぽくない音出せない?〉とか〈違う楽器っぽく吹いて〉とか、無理なお願いをしてもおもしろがってやってくれたし」
サトゥー「言ってたね、そういうこと(笑)。でも、楽しかったです」
――池田さんは3人編成の時から続投ですね。
池田俊彦(ドラムス)「〈新編成になったら、自分はそこにいないんだろうな〉と勝手に思ってたんですけど、電話がかかってきたんです。すごく嬉しかったけど、送られてきたデモを聴いたら〈こんなのできないよ!〉って(苦笑)。なんか、すごく複雑な気持ちでスタートした記憶があります」
田中「でも、第一期でも複雑な曲やってたじゃん」
池田「(そこから)グレードアップしてた。それに、〈楽器っぽく演奏しない〉〈ドラムはドラムっぽくなく演奏する〉と言われても、最初はどうしたらいいかよくわからなかったし」
――難しいリクエストですね。
田中「音楽経験とか、どんな音楽が好きとか、そういうものがバラバラな6人が同じ土俵に乗って〈よーい、ドン!〉でどんなものが出来るかな?っていうことに興味があって。そういう意味で、いままでの経験値みたいなもの、例えば〈こういう楽曲だったらベースはこんなふうにアプローチするだろう〉〈サックスだったらこうだろう〉っていうのを取っ払うような曲を作りたいと思ったんです。そして、曲のゴール地点はみんなで考えたかった」
――ゴールがわからないままやったほうがおもしろいものが出来る?
田中「そうですね。第一期のときは〈わからないけどやれ!〉みたいな感じで、僕がメンバーに押し付けていたようなところもあったんですけど、いまは全員の〈こんなのできねーよ〉から始める。僕がどうこう言うんじゃなくて、みんなで考えたいと思ったんです。できない曲を、どう気持ちよく、腑に落ちながらやっていくかが重要なんです」
――それって演劇のワークショップみたいな感じもしますが、演劇の音楽を手掛けたことからの影響はありますか?
田中「すごくあると思いますね。今回、“アイムジャクソン”の歌詞を書いてくれたノゾエ君(劇団「はえぎわ」主宰のノゾエ征爾)の芝居に、結構、曲を書いているんですけど、ノゾエ君は芝居をいいものにするために、僕にいろんなことを投げかけてくるんです。これまで音楽をやっていて、こんなに投げかけられたことはないっていうくらい。だから、それを僕は音楽でやってみようと思ったんですよね。僕がメンバーにいろいろ投げかけて、それを返してもらいながら作り上げていくっていうのを」
――そうなると、どんな仲間と一緒にやるかで大きく変わってきますね。
田中「これまで、素人のおじいちゃんおばあちゃんたちや子供たちと一緒に音楽作ったりもしてきたんですけど、そこでひとつだけ大事なのは、好奇心を持っているということなんです。その点、この6人はいろんな角度で好奇心を持っている。それがほんとに素晴らしいというか。今回すごくいい雰囲気でいい作品が作れたのは、みんなの好奇心のおかげだと思ってます」
得意じゃないことをやるときの〈なにくそ!〉というエネルギー
――そう簡単には演奏できない曲と言われていましたが、曲作りはどんなふうに進めていくのでしょうか?
田中「基本的には僕がゴリゴリのデモを作って、15~20ページにわたる譜面をみんなに渡すんです。でも、パソコン・ワークが得意じゃないから譜面がかなり見づらい(笑)。そこをサトゥーがすごく協力してくれて、〈サックスの人が吹きやすいような譜面に直してあげるよ〉とか〈音域としておいしいのはこっちだから、組み替えたらどう?〉とか意見を出してくれる。そして、作っていくなかでも、サトゥーに〈この部分のサックスのアレンジをしてほしい〉とか、メンバーそれぞれにアレンジで入ってもらうみたいなこともお願いしました」
――そうやって6人でレコーディングしていくなかで、曲は結構変化していくのでしょうか?
田中「曲によって全然違いますね。ライヴでやっている曲に関しては、みんなでイメージを共有できているんですけど、輪郭が掴めていない段階で録音する曲もある。〈とりあえず、ドラムを4小節ずつ叩いて〉みたいな。しかも録音の仕方は変だから、池ちゃんが〈全然わかんない〉ってピリピリした空気になったりして(笑)」
池田「ピリピリっていうか……。僕、譜面が読めないんで、全体の流れを把握したうえで叩くんです。それをすることができないときに、〈どうしたらいい?〉ってなることがあって」
――ドラムが大変だった曲で印象に残っているものはありますか?
池田「全部大変でした(苦笑)。そもそも、僕は器用なドラマーじゃないし。例えば“goodfriend”は録り方自体が変で、バスドラを立てて、フロアタムみたいな状態で置いて、スネアの上には布を置いて、スティックが跳ね返らないような状態にして叩いたんです。そうしたら、グシャッとした重い音になるんですよ。〈恰好良い音だな〉と思いながらも、そのときは曲の構成がどうなるとかもわかってなかったから、叩くのに手いっぱいでそれどころじゃなかった。馨くんとかあだち(麗三郎)くんとかと一緒に考えながら音を作り上げていったんですけど」
――そうやって、みんなで考えていくんですね。
池田「そうです。特にドラムの場合、あだちくんはドラマーでもあるし、馨くんもドラムに対するイメージを持っているんで」
田中「池ちゃんよりあだちくんのほうがドラマーとしての経験値が高いから、最初の頃は、あだちくんが〈こうじゃない?〉って言ったら池ちゃんも〈そうだね〉ってやっていたんですけど、あるときから〈こっちの音でいきたいな〉って、ボソッと俺に言うようになったよね(笑)」
池田「いやいや、あだちくんにも言っているって(笑)! 良い意味で、ちゃんと意見をぶつけられるようになってきたんです。〈俺はこうしたほうがいいと思うよ〉って。意見を出し合うなかで、シンバルを2個重ねるとか、トリッキーなことをできたのは、すごく良い経験でしたね」
――リズム・セクションとして絡む田中さんから見て、池田さんのドラムの良さってどんなところですか?
田中「“goodfriend”のバスドラを横に置いて、スネアとバスドラを右手と左手で叩くっていうのは、池ちゃんがそうやって叩いたら絶対カッコいいと思ったからなんです。音がどうというより、そのときの池ちゃんの表情とか身体の動きがステージ映えするんじゃないかと思って。
あまり得意じゃないけど、それをやらなくちゃいけないとき、〈なにくそ!〉って思いながら〈絶対、俺が出す音をカッコよくしてやる!〉とか〈ライヴを観ている人全員に『スゲェ!』 って思わせたい!〉みたいな気持ちが、池ちゃんは身体から出ているし、そのエネルギーを一緒にやっている僕らが感じることができる。だから僕にとって、ドラマーといえば池田くんなんです。演奏のことは何も言ってないですけど(笑)」
サトゥー「ドラマーからパワーがガッてくるのは、すごく大事なんですよ、笛(ホーン)の人にとっても。やっぱり、ドラムはエンジンだから」
田中馨として自然に歌うことにしか正解はない
――できないことに対して〈なにくそ!〉って立ち向かって行く。その姿勢って、まさにHei Tanakaの在り方を象徴していますね。
田中「確かにそうですね」
池田「僕だけじゃなくて、みんなそうだと思う」
――サックスでもそういうチャレンジがあったんでしょうね。
田中「サックスが3本になると単純にやかましいっていう現象が起こるので(笑)、それを整理するために〈フルートみたいな雰囲気で吹いて〉みたいな言い方をしたりはしましたね。サトゥーに〈民族楽器のリード楽器のイメージで〉とか言ったら、サトゥーはミャンマーに何度も行っていて、民族音楽も好きだったので、いろいろアイデアを出してくれたんです」
――“愛のスコール”のイントロがそんな感じですよね。笙の音色みたいな。
サトゥー「あそこは、まさにそういうイメージでしたね。あと“ぼ〜ん”や“やみよのさくせい”には装飾音符を入れたんですけど、それは僕がケルト音楽を好きだったからなんです。ケルトのバグパイプとかで使われるような装飾音符を入れてやってみたらすごく良かった。ケルト音楽にハマったのは高校のときなんですけど、それ以来、そういう吹き方をやってみたいとずっと思っていたんですよね」
――ようやくそれができたんですね。ベースはどうだったんですか? 何か挑戦したことはあります?
田中「自分で曲を作っているので、みんなにやらせるより、多少、甘やかしていますね(笑)」
池田「えっ、そうなの(笑)!?」
サトゥー「でも、ベース弾きながら歌うだけでも大変だよね。リズムが全然違うし」
田中「そうなんですよ。“goodfriend”とか大変。ステージでは絶対無理ですね。歌とベースのエネルギーを両立できない」
――今回、ヴォーカルが存在感ありますね。
田中「僕はシンガーとしてはいままで積み上げてきたものがないので、例えば〈パンクっぽく歌おう〉とか〈上手に歌おう〉とかすると、途端に薄っぺらくなっちゃう。一応やってみて〈やっぱ違うな〉って確認しながら、田中馨として自然に歌うことにしか正解はないなとは思いました」
――確かに曲に合わせたヴォーカルになっていて、どこか楽器っぽいような印象も受けました。
田中「声ってとても人に届くというか、伝わるものだから、それをどうしたら、僕なりに曲に落とし込めるかな?っていうことを考えながら歌いました」
池田「レコーディングもおもしろかったね。“goodfriend”なんか血管が切れるんじゃないかって思った」
田中「歌い終わるとクラクラしちゃって、気絶する寸前だった」
――今回、インスト曲とヴォーカル曲とが半々ぐらいですが、そのへんのバランスは最初からイメージしていたんですか?
田中「最初は何も決めていなかったんですけど、ファースト・アルバムとして、人が手に取りやすいパッケージにしたいと思うなかで、わりと歌モノが増えていったんです。それに、歌がのっている曲でトライしたいことも増えてきて」
――“意味はない”とか、あの複雑な展開の曲によく歌を乗せたと思います。最初から歌を乗せるつもりだったんですか?
田中「そうですね。“意味はない”は何度か段階を踏んで完成した曲なんです。複雑な曲でも、みんなで一緒に音を出したら疾走感や高揚感が生まれるっていうことを、最初にあの曲を録音したときは誰もわかってなかった。〈ちょっと気持ち悪い曲だけど、とにかくやるしかない〉みたいな気持ちが音に出ていたんです。でも、完成形を作ったあとに、リハーサルやライヴでやっているうちに、この曲の複雑さやひねくれたフレーズの先にあるおもしろさを6人が共有できるようになった。それを踏まえたうえで、もう一度、録音することができたんです」
ときに暴力的なほど鋭い言葉
――ヴォーカル曲の歌詞がまたユニークです。風景や物語を描くというより、言葉がつぶてのよう投げられる。
田中「日頃、気になることをメモしているんですけど、そこからひとつの着地点に向かうように言葉を足して行く、みたいな作り方で歌詞を作っていて。歌詞が先のこともあれば曲が先のこともあります」
池田「僕はすごい歌詞だと思います。なんか、突き刺さるんですよ。ときに暴力的なほどに(笑)。僕は(自分のバンドの)T.V.NOT JANUARYでは、曲も詞も作っているんですけど、わりと僕は過去のことを平坦にして書くみたいなことが多い。でも、馨君の歌詞はポジティヴにもネガティヴにもグサッとくる。すごい言葉だなって思いますね」
――さらに今回、インストの曲にはブックレットにストーリーみたいなのが書かれているじゃないですか。あれは曲のイメージなんですか?
田中「僕、いつもインストの曲を作るときにはストーリーを考えているんです。こんな場所で、こんなことが起こって、こんな登場人物で……って。でも、ブックレットに書いているのは、そのストーリーではないです。それを書いちゃうと、曲を聴く人のイメージが決まってしまうので。ブックレットに書いたのは、出来あがった曲を聴きながら書いたエッセイみたいなものですね。自分で曲を書いているんで、そこには曲を書いたときの感情とかも入ってくるんですけど」
普通の人間だと認めたうえで、いまいるところから越えていきたい
――今回のアルバムは、言葉も音もテンションが高くてヒリヒリしていますよね。作り手の集中力たるや、大変だったんじゃないかと思います。
田中「ありがとうございます。ヒリヒリしすぎて60分も持たないんじゃないか? 5曲でいいんじゃないか?っていう話にもなったりしたんですけど(笑)。今回、小淵沢のスタジオで2泊3日の合宿を繰り返してレコーディングしたのも良かったと思います。そこにいる間は、みんなHei Tanakaに集中することができたんで」
――テンションが持続しているけど、不思議と親しみやすいんですよね。アヴァンギャルドな音楽って、いきすぎると非日常になってしまうけど、Hei Tanakaの音楽には生活感があるというか。今日も電車に乗っているときに聴いていたんですけど、こんなにヘンな音楽なのに日常の風景に合う。それもまたHei Tanakaのおもしろさだと思いました。学校や会社の昼休みに聴いても楽しめそうだし。
サトゥー「めちゃくちゃいいと思いますよ。聴いて〈さあ、やろう!〉って元気を出してもらえたら最高ですね」
田中「今回、資料にはHei Tanakaのことを〈オルタナティヴ・アヴァンギャルド・パンクロック・バンド〉って書いてもらっていて。僕はそれぞれ大切にしている言葉ではあるんですけど、決して尖ったことをしようとしているわけじゃないんです。〈オルタナティヴ〉や〈アヴァンギャルド〉っていう言葉が生まれたときも、そう言われた人たち自体は普通の人だったと思うんですよね。自分のなかで生まれた衝動を、そのまま吐き出したら、結果的にそうなったというだけで。
僕らも変わった音楽をやりたいと思っているわけじゃなく、純粋に〈こんな音楽がしたい!〉という気持ちでやっていて、そこには〈できないかも〉っていう弱さだったり、〈カッコつけたい〉っていう気持ちも入っている。ヒリヒリした感じが好きとか嫌いとか、人によっては意見があると思うけど、僕はみんなに届いてほしいと思って作ってます。もしかしたら、それを〈ポップス〉というのかもしれないし、さっき言っていただいた〈日常生活に馴染む〉ということなのかもしれないですね」
――ポップスとかアヴァンギャルドとかジャンルを越えて、みんなで未知の世界を冒険する。それがHei Tanakaの音楽なんですね。
田中「そうですね。自分が普通の人間だということを意識しつつ、いまいるところから越えていきたいという気持ち、小さな勇気は大切にしたい。それは、ずっと失くさないでいたいと思っています」
Live Information
Hei Tanaka 1stアルバム『ぼ~ん』リリースツアー〈ぼ~んツアーだい!〉
2019年4月6日(土)北海道・苫小牧ELLCUBE
2019年4月7日(日)北海道・函館TUNE
2019年5月1日(水)秋田・横手wants and free
2019年5月2日(木)宮城・仙台CLUB SHAFT
2019年5月3日(金)岩手・盛岡MUSIC+BAR crates
2019年6月15日(土)静岡・浜松 鴨江アートセンター301号室
2019年6月16日(日)京都・京都 拾得
2019年7月13日(土)岡山・蔭凉寺
2019年7月14日(日)高知・蛸蔵
2019年7月15日(月・祝)神戸・神戸酒心館ホール
2019年9月14日(土)熊本NAVARO
2019年9月16日(月・祝)大分AT HALL
2019年10月14日(月・祝)石川・金沢 アートグミ
2019年10月19日(土)愛知・名古屋TOKUZO ※ワンマン
2019年10月20日(日)大阪・梅田シャングリラ ※ワンマン
2019年10月22日(火・祝)東京・渋谷WWW ※ワンマン