揺るぎない反骨精神、カリスマ性のあるヴォーカル、荒々しい演奏から生まれるグルーヴ感……過去の偉大なロックンロール・バンドたちに通じるそんな資質を愚直に突き詰めてきた彼らも結成20周年。12作目は前作の生々しさに加えて初期衝動的なエッジと、力強いポップさを両立させた素晴らしい一枚だ。意外にして望外な人力ドラムンベース“小さな反逆”なんかもあり、まだまだバンドとして底が知れないのも凄い。