デビュー以来の制作意欲もまだまだ止まない、カリフォルニア発のガレージ番長ことタイ・セガールの新作が早くも登場。ファズ・ポップにガレージ・サイケ、グラム・ロックなど、みずからが猛烈な音楽リスナーであるがゆえに一つのスタイルに固執するわけではなく、ガレージ・ロックをベースにしつつも発せられる音楽は実に多様。今作ではリコーダーや琴、サックス、マンドリン、ハーモナイザーなど曲によって登場する楽器もさまざまで、彼の頭の中にある音楽の形を体験しているよう。グラム・ロックとガレージ・ロック、民族音楽風の打楽器が摩訶不思議なサウンドを生み出す先行シングル“Taste”の強烈さ! 他にもアシッド・フォークでコミカルに仕上がった楽曲など、ラストまで聴き逃せません。