オーストラリアを拠点とする2人組によるデビュー作。まるで初期のシガー・ロスを想起させるようなアトモスフェリックなアンビエント~ポストロックを展開しながらも、そこから浮かび上がってくるのはジャケットのようなどこまでも開けた青空や厳かな自然の景色。スロウダイヴのような耽美性も感じさせつつも、より優雅に、そして壮大なサウンド・スケープを描き出している。
モリー(Molly)『All That Ever Could Have Been』初期シガー・ロスを想起させるオーストラリアの2人組が、厳かな自然を優美に描く
