昨年デビューした帯広生まれの新進ヴォーカリストが、引き続き長岡成貢のプロデュースで2枚目のミニ・アルバムを完成です。ソウルやディスコ、AORの影響下にある楽曲の数々は、いちいち〈シティー〉とか〈アーバン〉とか形容せずとも自然にそういう素養が前提だった時代の歌謡性を纏っています。良い意味で時代性を気にする必要のない、輪郭のくっきりした熱唱の華やかなキレとコクが好ましい印象を残していく5曲入り。