鮮烈なポップセンスを刻んだ初作で話題をさらったシンガー・ソングライターが、わずか半年で2枚目のEPを発表。今回はバンド・サウンドにフォーカスを絞り、瑞々しいギター・ポップやバースト・チューン、疾走感に満ちたパワー・ポップといったヴァリエーションを取り揃えながら、持ち前の胸を射抜くメロディーを全編で炸裂させている。“甘ったるい呼吸”のような骨太のバラードを物するあたりにも非凡な才覚を感じる。