これまでのポップな楽曲に比べると、どこか刺激に飢えたかのようなダークで切迫感のある曲がやけに多く、〈んんっ!?〉と思いながら聴いていたら、自身の失恋体験が基になったミニ・アルバムとのことで大いに納得。秘めていたポテンシャルを開放し、打ち込みの増えたサウンドが温かみよりもひんやりとした質感を残す、こういう方向性も新鮮でいい。ヴォーカルは憂いを帯びつつ、一段とエモーショナルに。