細野晴臣がラジオで紹介したことでも話題になっていた、モスクワ出身のケイト・シロノソヴァによる3作目! 前作の80年代ミニマル・アンビエント路線を踏襲しつつ、初作で垣間見せていた歌ものシンセ・ポップの部分にも磨きをかけている今作は、これまでの彼女の作品の中ではいちばんとっつきやすい。4か国語くらい使い分けている歌で音と言葉の親和性を探っているような姿勢も、これぞエクスペリメンタル!