J-REXXX、THUNDERの各新作をフルで手掛け、半数近くのオケを制作した卍LINEのニュー・アルバム『KEY MAKER』、さらにRAYや近く発表される紅桜の各アルバムなど、ここに来てプロデュース・ワークを一気に加速させる兵庫のトラックメイカー、DIGITAL NINJA 774。年明けから続くBOXER KID(MIGHTY JAM ROCK)との新プロジェクト、NAKAMARU NINJA(中丸忍者)での楽曲発表や、ラッパーのSNEEEZE、P-PONGと結成したNINJA MOBでのアルバム・リリースと、さまざまなユニット活動も加わり、枠にとらわれぬその動きは見逃せない。
このタイミングに合わせるように、彼の運営レーベルであるDIGITAL NINJAからは未発表曲などを含むプロデュース楽曲、全51トラックから成るミックスCD『デジタルニンジャミックス手裏剣乱れ打ち』も登場。アタックの強いリディムとドラマティックな音捌きが際立つ前のめりなサウンドは、そこでもレゲエとヒップホップをハイブリッドに繋いでいる。さらなるミクスチャーで、シーンをかき回すことに期待したい。
▼関連作品
左から、THUNDERの2014年作『NEXT STANDARD』(J.A)、NINJA MOBの2014年作『NINJA MOB』(DIGITAL NINJA)
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