J-REXXX『2021』RAFUU監修のもと、過去作と一線を画す優しさで紡いだ〈裏切りのラプソディー〉

2021.02.25

これまで774(DIGITAL NINJA)とのタッグを軸に数々のアルバムを放ってきたJ-REXXXが、北海道のレゲエ・サウンドであるREALIZE INTERNATIONAL主宰のORNIS MUSIC WORKSと新たに手を組んだ一作。客演にも名を連ねるRAFUU監修のもとで完成を見たその内容は、過去のどのアルバムともヴェクトルが異なる〈裏切りのラプソディー〉。冒頭の“BETRAYS”をアルバムのフリに、ファスト・フロウとそのモンスター級の圧力でジャンルの壁を突き崩してきた、これまでの前のめりな突破力やハードコアなマインドとは真逆の穏やかな眼差しと曲が中心を成し、こちらの予想を覆していく。〈もしも〉の話を次々綴る“MOSIMO...”に見るメロディー・センスは、そんなアルバムでなお際立つ彼の引き出しの一つだ。

 

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