おとぎ話『REALIZE』のミックスを手掛けるなど、福岡を拠点にエンジニアとしても活動する西村匠のソロ・ユニットによる新作。高桑圭と白根賢一をリズム隊に迎えたディスコ・ファンクな“Dance”あたりは現行のブラック・ミュージックとのリンクを感じさせつつ、全15曲の中にはステレオラブやハイラマズのようなラウンジ風の曲も目立つ。ユニット名の由来となったディアフーフにも通じる、雑多なインディー感が実に魅力的。