3歳から島唄を習い、いまや奄美を代表する唄者として活躍する里アンナ。大河ドラマ「西郷どん」のメインテーマで知った方も多いのではないだろうか。そんな里が奄美島唄の再解釈、全く新しい音楽を作るというコンセプトのもと結成したドラムとの異色デュオが2作目を完成。島唄特有の裏声やコブシ回しなど前作以上に使用され伝統的な部分がより色濃くなり、かつR&Bやロックといった他ジャンルの要素を取り入れることで音楽スタイルの多様性も格段に増した。島唄、ループする三線、クールなドラム。トルコのサイケ・バンドやOKIにも通じる不思議な魅力に溢れた音楽となっている。