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RAY『ポガティブ』その歌声、どこまでも〈ポガティブ〉に響き渡る!
大阪・堺出身のシンガー、RAY。父の影響で幼少の頃にギターを手にし、歌にも親しんだ彼は、学生時代に路上ライヴを開始。その後、幼馴染みのサウンドマンを通じてレゲエへの興味を深め、レゲエ・シンガーへと転身した。2011年のジャマイカ体験も糧に始まったそのレゲエ歴はまだ3年と短いが、この夏は〈Highest MOUNTAIN〉にも出演。ハーモニカやギターも携えたパフォーマンスにさらなる磨きをかけるべく、活動を続けている。
そんなRAYが、このほどファースト・アルバム『ポガティブ』を発表した。774をはじめ、RED SPIDERやGACHAらが居並ぶプロデューサー陣に、APOLLO、KYO虎、THUNDER、JUMBO MAATCHが客演で加わる布陣は関西で培ったキャリアの賜物。伸びやかなヴォーカルが弾けるアップ・チューン“RIGHT NOW”をはじめ、さらに気迫を漲らせて歌に向かうヒップホップ調の“目指す方向”“陽炎”など、初々しいキャリアを支えるひたむきな姿勢がそこここで形となっている。それもあって、RED SPIDERのコンピ『Generation Shock』にも収録された“日の出ずる国”での〈どこに向かうこの国は〉という問いはさらに切実なものに。ルーツ系のオケを背に、メディアを通じて伝えられる天国と地獄、平穏と隣り合わせの不安を語るその歌はますます熱い。
タイトルは、彼がライヴで口にする〈ネガティヴの上にあるポジティヴ〉との言葉から発想したもの。〈ポガティブ〉な歌声は今後さらに深みを増すだろう。
▼関連作品
RED SPIDERのプロデュースによる2013年のコンピ『Generation Shock』(ユニバーサル)
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