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コラム

映画「ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩」全国から人が集う〈聖地〉の魅力を店主・菅原正二の語りで垣間見る

「ジャズというジャンルはない。ジャズな人がいるだけだ」

©「ジャズ喫茶ベイシー」フィルムパートナーズ

ジャズな人が集まるジャズな空間

 現在日本には600軒近くのジャズ喫茶があるらしい。さて、その中で最も有名な店はどこだろう。

 人によってその答えはいろいろだろうけど、岩手県一関市にある〈ベイシー〉は、間違いなくベスト3に入るのではないか。〈ベイシー〉といえば、スピーカーもアンプもJBLで組んだ〈音のよさ〉が真っ先に語られて、全国から〈ベイシー詣〉をするオーディオ・マニアも多いわけだが、僕としてはそれだけが〈ベイシー〉の魅力だとは思っていない。

 もちろんいっぺん聴くと忘れられなくなるすさまじいサウンドであることは間違いないのだけど、僕が数年ごとにたまらなく〈ベイシー〉が恋しくなって東北新幹線に乗るのは、あのお店とオーナー菅原正二さんの発する〈ジャズのオーラ〉に包まれたいからだ、としか言いようがないのだ。

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