英国ソウル界のレジェンドが70歳の節目に完成させた新作は、純然たるオリジナル・アルバムとしては11年ぶり。80年代に成功を共にしたバリー・イーストモンドが近作に続いてプロデュースを担当し、ハウスの表題曲や直球のレゲエ“Love You More”など主役のカリビアン・ルーツも踏まえた楽曲は実に多彩だ。80s調のアップや円熟したスロウも好感触。明らかにライオネル・リッチー風な“Daylight”の朗らかなクライマックスもいい!