ラストアイドルのニュー・シングル『何人(なんびと)も』のリリースを記念して、タワーレコードでは阿部菜々実、小澤愛実、篠原望、西村歩乃果、安田愛里を撮り下ろしたフリーマガジン〈別冊TOWER PLUS+〉を発行いたします! ここでは中面に掲載されたインタヴューも掲載! 別冊TOWER PLUS+は、タワーレコード全店にて11月4日(水)より配布中!
※タワーレコードオンラインは除きます。※別冊TOWER PLUS+は無くなり次第終了となります。※天候や交通事情により配布が遅れる場合がございます。
ラストアイドルがまた新たな〈壁〉に挑む! 今回の〈壁〉は〈殺陣〉。これまでに〈団体行動〉、〈史上最高難度のダンス〉と高い〈壁〉に挑みながらグループとして成長してきたラストアイドル。阿部菜々実、小澤愛実、篠原望、西村歩乃果、安田愛里の5人に〈殺陣〉に挑んだ内情とニュー・シングル『何人(なんびと)も』について聞いた。
ディスコグラフィーが更新されるたび、どんどんたくましくなっていく彼女たち――。毎回、高い〈壁〉に挑みながら、メンバー個々のスキルに磨きをかけ、ひいてはグループのスケールアップにつなげてきたラストアイドルが、ニュー・シングルのリリースに向けてこの夏に取り組んだのは〈殺陣〉。「銀魂」シリーズや「進撃の巨人」などでアクション監督を務めた殺陣師、田渕景也の指導のもと、重い木刀を握ってのアクションは、想像以上にタフ。選抜メンバーもアンダーも、とにかく刀を振り続け、殺陣なるものを身体に叩き込んでいった。
阿部菜々実「〈殺陣〉と聞いた時は、これは楽しみ!っていう気持ちでした。アクションにも興味がありましたし、殺陣ってこういうのですよって映像を見せていただいた時に、これができるようになったらカッコイイだろうなあって思いました」
小澤愛実「私も、いままででいちばん楽しみでした。“青春トレイン”のダンスレッスンのときは、ABCのクラス分けでBからスタートだったんですけど、今回ははじめからAだったので、とにかくここをキープしようってがんばりました」
西村歩乃果「ソフトテニスを6年間やっていたので、腕を使う系は得意なんです。殺陣と聞いて、よっしゃ!と思っていざやってみたら、クラス分けはBでしたけど(笑)。でも、すごく楽しんでやれましたし、剣が目の前に来てもぜんぜん怖くないので、そういう面ではビビらずできてるなあって」
安田愛里「田渕先生に怒られた時は、どうして自分は何やってもうまくいかないんだろうって落ち込んじゃった時もあったんですけど、先生が本気でぶつかってくださるからこそ言ってくださる言葉だと思ったので、逃げないで、私もちゃんと向き合っていきたいなって思いました」
篠原望「(アンダーメンバーとの)入れ替え戦があるって聞いたときには、その枠に入っちゃうだろうなって最初から気持ちが落ちてしまってたんですけど、入れ替え戦が決まったときは、とにかくやりきろうと思いました。その結果が全員合格といういちばんハッピーな終わり方だったので、自分が受かってよかったっていうより、誰も泣かなくてよかったなって、そういうふうに思いました」
その成果を存分に発揮するニュー・シングルが『何人(なんびと)も』。何人も傷つけたくはない、何人を斬り捨てたとしても、隠し持つ本懐を遂げられやしない――障壁を越えた向こうにある希望を手に入れるために前へと進み続ける〈僕〉の心象風景を、21人のメンバーが剣を振りかざしながら歌い、パフォーマンスする。
阿部「自分の道は自分で切り拓いていくという、意志が強くて、背中を押されるような曲だなと思っていて。“青春トレイン”や“愛を知る”は、すごく共感できる歌詞だったんですけど、今回は自分自身が共感するというよりも、歌詞の意味を理解して、歌詞に入り込んで、この歌の主人公になって、見てくださる方に伝えようっていう気持ちでパフォーマンスしています」
安田「私は、表情とかで歌詞を表現するのがわりと得意なほうだと思うので、殺陣もお芝居ですし、そこはちゃんと意識したというか、気持ちを込めるっていうところで表現にはすごくこだわりました」
西村「ずっと刀を持ってるので、普通に踊るよりは体力を削られますね。かっこよく見せるのはもちろんですけど、汗をかきすぎると化粧や髪がよれてしまうので(笑)、そういうところにも気をつけながら楽しんでパフォーマンスしてます」
小澤「今回もakane先生が振り付けをしてくださったんですけど、MV撮影も見に来てくださって。足場も悪いところで、衣装にもまだ慣れていなかったから、どうかな? うまく踊れたかな?って思ってたんですけど、akane先生がそんなに褒めてくれるんだ!っていうぐらい拍手してくださったので、すごく安心しました」
篠原「この数か月間、みんなで真剣に殺陣をがんばってきたものがMVに詰まってると思います。私にはまだ足りない部分も多いので、みんなががんばっているなかで自分ももっとがんばろうって思って臨みましたし、みなさんの心を動かせる作品ができたんじゃないかと思います」
壁を越え、またひとつ新しい景色を切り拓いたラストアイドル。“何人(なんびと)も”は、そんな彼女たち自身のアティテュードを示しているであろうフレーズで締めくくられる。〈どうしても 僕は今 行かなきゃいけない 誰もみな 目指すべき場所があるんだ〉