ラストアイドル『ラストアルバム』のリリースを記念して、タワーレコードではフリーマガジン〈TOWER PLUS+ ラストアイドル特別号〉を発行! ここではその中面に掲載されたインタビューを掲載いたします。TOWER PLUS+は、タワーレコード全店にて配布中です!
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歌い、泣き、もがき、戦い──2017年の〈1stシーズンバトル〉から絶えず過酷な試練に立ち向かい、どんなときもあきらめず、強くたくましく美しく育っていったラストアイドル。その歴史が5月31日をもって幕を下ろそうとしている。
まずは今回、顔を揃えてくれた5人のメンバーには、それぞれのハイライト・シーンを振り返ってもらいました!
「9作目のシングル曲“何人(なんびと)も”のときに初めて立ち位置がななみん(阿部菜々実)のとなりになって、10作目の“君は何キャラット?”でセンターに立てました。殺陣もボリウッドダンスも大変だったけど、大人数いるなかでセンターをやらせていただけたのはとても貴重な経験でした」(西村歩乃果)
「“何人(なんびと)も”のカップリングの“ハグから始めよう”で初めてセンターをやらせていただいて、自分のなかの〈アイドル像〉について見つめ直すよい機会になりました。その次の“君は何キャラット?”ではフロント、“Break a leg!”では8番の立ち位置に立たせていただくことができたので、その時期に自分が〈変われたな〉って思いました」(鈴木遥夏)
「8枚目シングル“愛を知る”のときに選抜に入れたのはうれしかったんですけど、14番っていう順位が悔しくて。“何人(なんびと)も”と“君は何キャラット?”でも立ち位置が後ろのほうで……でも、“Break a leg!”で過酷なバトルをやって、7番という高すぎる順位をいただけてフロントにも入ることができたし、あのときは自分に自信が持てました」(松本ももな)
「“大人サバイバー”“青春トレイン”でいくつか歌番組に出演させていただいて、ようやく思い描いていたアイドルになれたなって思いました。それまではバトルが終わったらまたバトルとか、そしたら2期が入って来て……って、大変な思いばかりだったんですけど、あのときにすごく楽しい思い出が増えました」(間島和奏)
「2ndシーズンのときと、4thシングルを決めるときのプロデューサーバトルは、いま思い返してもすごく貴重な経験をさせていただいたなって思います。自分自身もすごく燃えていたというか、絶対に勝ちたいっていう思いでやっていましたし、作品に対して、曲に対して一所懸命向き合いながらやっていた時期だったなって思います」(阿部菜々実)
さまざまな思いを胸に、いま、彼女たちは〈ラスト〉の瞬間に向かって元気に、全力で日々を過ごしている。そのなかで、ラストアイドルの集大成であり、最初にして最後の『ラストアルバム』を届けてくれた。ここには、最後の新曲となる“僕たちは空を見る”も収められている。
「今回もakaneさんが振付をしてくださって、いつもは歌うヒマもないぐらいめまぐるしかったりするんですけど、サビの部分はすごくしなやかで、ところどころに自由な部分があるんです。akaneさんには、これまで積み上げてきたものから自分自身で表現したいものを表現していいよっていう思いがあったそうで、そのお話を聞いたときに〈最後なんだな〉ってあらためて感じました」(鈴木遥夏)
「〈果てしない可能性の夢〉とか〈この手で夢をつかめる日まで歩いて行く〉とか、夢に向かってがんばれって、今後の私たちにエールを贈ってくれているような、歌っていて勇気が出る曲だなって思いました」(松本ももな)
「これがみんなで歌う最後の曲なんだなって思ったら、すごく感動して。出だしにセリフがあるんですが、そこは緊張しましたし、結構長いセリフをいただいたので、私、こんなにもらっちゃっていいのかなって(笑)」(西村歩乃果)
「〈太陽が出ていても見えなくても何も変わらないこと〉っていうところで“バンドワゴン”の〈太陽は雲があったってどんな時も存在する〉を思い起こさせたり、要所要所で身に覚えがある歌詞がちりばめられていたりするので、4年半の歴史がフラッシュバックする曲ですね」(間島和奏)
「最後に相応しい曲が来てよかったなって思ったのと同時に、もっと早くこういう曲がほしかったなって正直思ったんです(笑)。秋元康先生が私たちのこれからの未来に向けて背中を押してくれてるんだなっていうのもすごく伝わってきましたし、この曲でキレイに終われるなって思いました」(阿部菜々実)
最後に、〈1stシーズンバトル〉でドラマを生んだ2人からみなさんにもうひと言!
「不思議なことをたくさんしてきたので、なんでこんなグループなんだろう?って思ったこともあったかと思うんですけど、それでも信じてついてきてくださってありがとうって思いますし、メンバーそれぞれ決めた道に進むなかで、ラストアイドルで経験したものを絶対忘れずにみんながんばると思うので、末永くよろしくお願いします!」(間島和奏)
「ラストアイドルに出会えてよかった、パフォーマンスが好きです、話してて楽しい──そんなふうに言ってくださった方たちのおかげで私たちは何度も救われましたし、あきらめそうになったときにもファンの方が悲しむと思ったらがんばれたので、本当に心強かったです。感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの思い出や作品は残り続けるので、ずっと忘れないでいてほしいし、みんな幸せになってほしいなって願っています」(阿部菜々実)