パクスプエラを経てラストアイドルのセンターとして名を馳せた山形出身の20歳がいよいよソロ・デビュー。グループ時代から自作曲をボカロで発表していただけあって、溢れ出る創作意欲はすべての詞曲をみずから書き下ろしたアルバムに帰結した。複数のアレンジャーが全14曲を多彩に色付けているが、ポジティヴじゃない感情も自分の言葉で吐き出したラウド系の疾走チューンが特に耳を引く。やりたいようにやってる雰囲気がいい。