ポップ・カントリーの女王から冬の贈り物。別掲のジェイミー・カラム盤と同じくグレッグ・ウェルズがプロデュースを担当し、主役の清らかな歌唱力が存分に映えるトラディショナルな内容に仕上げている。オープニングの“Joyful, Joyful We Adore Thee”から冬の空気が似合う厳かな雰囲気で、聖歌隊を従えた力強いオリジナル曲“Let There Be Peace”などで徐々にハートフルな昂揚を表現していくような構成だ。愛息の拙い歌声が愛くるしい“The Little Drummer Boy”のほか、ジョン・レジェンドとの歌勝負なデュエット“Hallelujah”が聴きもの。