ここ数年はクリスマス盤ゴスペル作が続いただけに、本道のストレートなオリジナル・アルバムとしては2018年の『Cry Pretty』以来となる新作。幕開けの表題曲や先行ヒットの“Ghost Story”などの収録曲から立ち昇ってくるのは、コマーシャルな80年代ロックやポップ・カントリー隆盛の90~00年代を思わせるドラマティックなヴァイブだ。盟友デヴィッド・ガルシアのノスタルジーを刺激する音作りも主役の魅力にマッチしている。