配信のみの予定だった新作がCD化。18年にアルバム3枚を投下した後はWarboの『Pt.White』を全曲プロデュースし、神門や崇勲らにトラックを提供してきた彼だが、今回は原点回帰の美しいインスト集となる。優美なピアノを軸とした穏やかなループでローファイ系の源泉にある作法も示しつつ、叙情的な筆捌きで描く凛とした音風景は独自の美意識に溢れたもの。この後に控えているというSHUREN the FIREとの作品も楽しみだ。