コラム

ビル・エヴァンス(Bill Evans)への究極のトリビュート盤ほか、アナログ好きのジャズ・ファン垂涎の全5作

エンリコの極致! いきなりの年度代表候補作品が登場!

ENRICO PIERANUNZI,THOMAS FONNESBAEK 『The Real You:A Bill Evans Tribute』 Stunt Records(2021)

 前作で、心あるピアノ・ファン、重いベース音に魅せられたファンの注目を集めたエンリコ=トーマスのピアノ・ベース・デュオ・第二弾! タワレコのウェブ・ページでも紹介されたが、これは落とせない! エンリコの憧れのビル・エヴァンスの作品を採り上げ、さらに現代最高のベーシストの一人、トーマス・フォネスベックのベース音を現代最高のオーディオ・テクニックを使用して録音。まさに収録内容、ミュージシャン、録音の3拍子が揃った〈2021年度究極のアナログ〉。オーディオ・ファンもジャズ・ファンも必携のアナログ発売新作!

THE DAVE BRUBECK QUARTET 『TIME OUTTAKES』 MSI(2021)

 次はデイヴ・ブルーベックの名作『Time Out』のアウト・テイク集。ブルーベックと言えばLegacy Seriesでの発売時に添付されたDVD画像で、この不滅の名盤誕生の秘話を確認したが、さらに本作に収録されたアウト・テイクによってその〈神話〉の価値が高まった。しかもアナログも発売! 当然、オリジナル『Time Out』と聴き較べて欲しい! 未収録曲、さらに会話と笑い声の向こうに世紀の名作誕生の〈時間〉が見えてくる!!

JOHN TAYLOR 『Pause, and Think Again』 Eargong Records(2021)

 そして、問題復刻のジョン・テイラー。45年ほど前はなかなか聴けなかった〈難盤〉だった。内容も半端じゃない、値段もべらぼうじゃないが高かった。そして、この美しいジャケットに包まれた暴走する70年代ピアノ作品が2020年代に甦った。爆裂するスルツマンに出会ったのもこの作品だった。そして、英コンテンポラリー・シーンをリードするホイーラーが先行するソロ。まさに日本とイギリスが米国の牙城に迫っていたフリーな時代に残されたコンテンポラリーな英国ジャズ最高の一枚。

NANCY SINATRA 『Start Walkin’ 1965-1975 Light in the Attic Records(2021)

HOLLY COLE 『Temptation (45RPM)<限定盤>』 Analogue Productions(2021)

 ナンシー・シナトラの『Start Walkin' 1965-1976』は音源はともかくブックレットがコレクター心をくすぐる。そして、お決まりのカラー・ヴァイナルでの登場。プリティなものは偉い! 最後はカナダの俊英女性ヴォーカル、コールの45回転4枚組の限定ボックス。これはヘビーなオーディオ・ファンとコール系のジャジー・ヴォーカルのヘビー・デューティー・アナログ・ファンへの福音だ。

*アナログは限定プレスがほとんどです。品切れ再入荷不可の場合はご容赦ください。

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