昨年のUKシーンを代表する最重要傑作が知らないうちにフィジカル化されていたのでいまさらご紹介。たびたび投獄されながら多くのミックステープがUKドリルの範疇で人気を集め、19年の『Music x Road』やストームジーの“Audacity”を通じて一段上のステージに上がってきたロンドン出身のヘディ・ワン。抜け目ないドレイクさんとの“Only You Freestyle”、AJトレイシー&ストームジーを迎えた“Ain't It Different”といったビッグ・ヒットを収め、亡き母親の名前を冠したこのファースト・アルバムは初登場で全英No.1に輝いている。ハードなドリル〜グライムの路上感と不穏な落ち着きを纏ったギャングスタな魅力は全開で、ケニー・ビーツやスケプタ、マハリアらとのコラボも交えた重厚な聴き応えの一作だ。
ヘディ・ワン(Headie One)『Edna』UKラップの近年最重要作が待望のフィジカル化
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