新譜がリリースされる度に、ヒストリカル・ファンを高揚させてくれているMeloclassicレーベル。昨年12月に久々に18タイトルを発売した。その中から1枚をご紹介。53年~60年の間に4人のソ連のピアニストによって録音された協奏曲。1曲目収録の、ニーナ・エメリャノワとアーベントロートのラフマニノフ“ピアノ協奏曲第3番”。みなぎるような情熱溢れる技巧力の演奏は、第1楽章から最終楽章まで聴き手を魅了させる。コンヴィチュニー、ケーゲル、スウィトナー指揮のもと、3人の演奏も勿論聴き逃せない。本アルバムで4人の演奏者の名を初めて知る方、ご存じだった方も一度は聴いてみて損はない2枚組。