ソングライター集団として成長し、大きく翼を広げた3作目だ。いつになくポジティヴでブライトなモードが、ヴォーカルやメロディーメイクの持ち味をアップデート。アイリッシュ・フォークやシティー・ポップ、恒例のスウィング・ジャズ要素をトラップ・ビートと繋げたナンバー、King Gnuのお株を奪うシリアスでシアトリカルな“白昼夢”など、音楽性の拡張も実に貪欲。現在の日本語ロックを代表する一枚だろう。