日系米国人シンガー/ソングライターの3作目。今回も母ミチコ(鍵盤)と父ロバート(ベース)がサポートするが、本人はピアノ以上にギター演奏に力を注ぎ、名手ムニャンゴのパーカッションも交えた開放的なファンクを力強い歌とともに聴かせる。スライやカーティス、ビリー・プレストンの曲が思い浮かぶ瞬間もあり、終盤、メンターの故プリンスを偲ばせるチャーチ・マナーのブルージーなバラッド“Candlelight In The Dark”で頂点を迎える。