5年ぶり8枚目のアルバムは、アーケイド・ファイアやコールドプレイとの仕事で知られるマーカス・ドラヴスを引き続きプロデューサーに迎えた一枚。近作におけるソリッドで少しサイケなロックンロールの趣を残しつつ、チープなキーボードやコーラスを多用するなどポップな部分も増していて、どことなく余裕を感じさせる。良い意味で初期のガツガツした蒼さは消え、キャリア史上もっともスマートと言っていい仕上がりだ。