2010年の『Young The Giant』収録曲“Cough Syrup”が「glee/グリー」に使われ、知名度を上げた南カリフォルニアの5人組より、フェルド・バイ・ラーメン移籍作となる2枚目のアルバムが到着した。UKニューウェイヴアリーナ・ロック的に解釈するという意味では、イマジン・ドラゴンズに近いかも。ただ、こちらはそこに6070年代風のレトロな感覚をプラスしている点がおもしろい。ファンキーなポップ・ロックからレイドバックしたフォークまで、大らかな空気に溶け込んだ楽曲は〈都市型のキングス・オブ・レオン〉なんて表現したくなる。明快な歌メロが歓迎されたのか、すでに全米TOP10入り。ファンに次ぐ存在としてレーベルが大プッシュしていることもあり、人気はまだまだ上昇しそうだ。