米フィラデルフィアのロック・バンドによる4作目は、サドル・クリークへの移籍第1弾。3人体制になってからは初、そして初めてのセルフ・プロデュース作だ。サイケな感覚はそのままに、リモート作業を多く用いたことによるデジタライズされたサウンドが印象的で、それら新機軸の導入にバンドが興奮していることも伝わってくる。アルバム全体もよりシネマティックな仕上がりになっており、まさに新境地の作品だ。