モダン・ファンク首領の新作は、謎の新鋭(という設定?)のDXVIIに制作を委ねた一枚。冒頭の“タイロン橋本”からもわかるように全曲が日本産シティ・ポップのネタで構築され、軽めでキンキンした蒸気っぽいタッチのビートにアグレッシヴなラップが響き渡る。メロウな“626 Since It Was 818”など佳曲が揃うなか、あのK・ディーを招聘した“L.A. Holiday”のみXL自身もプロデュースに名を連ねたニー・ディープなG仕様。これは燃える。