仏メディアが〈ダフト・パンクの後継者〉として賛辞を寄せるプロデューサー・デュオが4年ぶりとなる2作目をリリース。アルバム・タイトルから窺い知れるように本人たちもすっかりその気(?)のようで、彼らが影響を受けたと公言するエールの叙情性、ジョルジオ・モロダーのエロティシズム、LCDサウンドシステムのダイナミズムを融合しながらもフレンチ・タッチのその先を鮮やかに描き出している。多国籍ノスタルジック・ディスコ“Ani Kuni”、ボタニカル・テクノ“Tunnel”、レイドバックした雰囲気のゆるふわな先行カット“Feel Good”など、手札の種類もさまざま。デビュー作は〈宇宙の旅〉、今作は人類の生誕~成長~死を経た〈冒険の旅〉ということで、いずれはやっぱりロボットになったりして……。
ポロ&パン(Polo & Pan)『Cyclorama』ダフト・パンクの後継者が描き出すフレンチ・タッチのその先
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