架空の映画のサントラをテーマにした初のフル・アルバム。彼女たちの持ち味である切なくもポップなメロディーはそのままに、リスナーの手を引くような爽快感に満ちた“Littleme”や、一転してメランコリックかつ不穏な音色で苛立ちを覗かせる“black moon”など、これまでになかったアプローチでローファイ・サウンドに磨きをかけている。親密な関係性が薫る詞世界もキュンとくる甘酸っぱさで最高です。