ダブリンのシンガー・ソングライターによる5枚目のアルバムは、ポール・エプワースやパトリック・ウィンバリーといった大物プロデューサーを招聘。フォーク、ポップ、ゴスペルなど持ち前のさまざまな音楽性を発揮しつつ、よりブルーアイド・ソウル色を増した印象。リズムが強調されたサウンド・プロダクションも力強く、サム・スミスにも通じる美しい声を響かせる。色気の増した彼の音楽が十二分に楽しめる快作だ。