メイリアとtokuの各ソロ作を経て届けられたユニットとしての5作目は、ルイス・バジェ参加の華やかなビッグバンド系ポップ“オトメの心得”、tokuの初歌唱曲といった試みを含め、今まで以上に音楽性を拡張。メイリアが書く歌詞にも変化が表れており、エレクトロR&B調の“Aquarium”などで見せる繊細な一面は新鮮だし、従来通りの逞しいダンス・ロック“Reason”でも聴き手に呼びかけるような距離の近さが感じられる。