島根での結成から9年、渋谷のストリート・ライヴで技量を磨いたピアノ・トリオのメジャー・デビューEP。蔦谷好位置プロデュースの表題曲はブラスが賑々しい今様のディスコ・ポップで、ブライトなメロディーに伸びやかなヴォーカルが映える。銀杏BOYZの哀歌“漂流教室”をカヴァーする意外性も良し。快い旋律とリズムの組み合わせの妙や、高い完成度と親しみやすさが同居する様は、同郷のOfficial髭男dismにも通じそうだ。