GREAT MUSIC IN THE BLUE SKY!!!
[特集]夏フェスを聴こう’24【後編】

日本の夏=フェスの夏! 海でも山でも都会でも暑い季節の音楽体験をもっともっとエンジョイするために……先月の続き!


 

この夏の注目作をガイド!

クマリデパート 『ブルーサバイバー』 ekoms(2024)

新メンバーの南カンナと百彩リコウが加入して以降、初となるシングルは、これまでにもタッグを組んできたサクライケンタと玉屋2060%のコンビによるエレクトロニックなバンガー。型破りなハイパーポップ・サウンドが7人のカラフルなキャラクターを引き立てています。雲を越え、空を越え、宇宙空間までもブチアゲてくれる一曲!

 

10-FEET 『 helm’N bass』 ユニバーサル(2024)

何度目かの黄金期を迎えているパンクス3人衆は、まさにいまフェスで観ておきたいバンド! こちらはレゲエを取り入れた表題曲やデジタル・ハードコアなサウンドがアツい“gg燦然”などバンドのエナジーが迸っているニュー・シングルです。初回生産限定盤には昨年の〈京都大作戦〉からライヴ映像やオフショットを収めたDVD付き!

 

シャイトープ 『ヒカリアウ』 エピック(2024)

京都出身、2022年に大学時代の仲間たちによって結成された3人組は、大きなバズを引き起こした“ランデヴー”などの人気曲で今年のフェスにいくつもの特別なシーンを作り出すはず。先日リリースされたばかりの本メジャー・デビュー・シングルは、アグレッシヴな演奏で肯定感を喚起するギター・ロック。こちらもアンセムになりそう!

 

Omoinotake 『蕾』 onenation(2024)

ジャズやクラシックへの素養が窺える洗練されたアンサンブルとエモーショナルなファルセットが魅力のトリオは、今年の夏フェスにひっぱりだこ。このニュー・シングルはTVアニメ「僕のヒーローアカデミア」のEDとして制作された楽曲。シンフォニックなピアノ・ロック・サウンドは、熱気に溢れた現場へも涼しい風を運んでくれるのでは。

 

Chevon 『Chevon』 SKID ZERO(2024)

札幌を拠点に、全国にその名を轟かせつつある3人組バンドのファースト・アルバム。ハード・ロックからファンク、レゲエまで多様なジャンルを混ぜた闇鍋みたいなサウンド、変幻自在かつフリーキーに絡み合うツイン・ヴォーカルが突き抜けていて、めちゃくちゃカッコいい! 今年の〈サマソニ〉におけるマネスキンの対抗馬は彼らかもよ?

 

ASIAN KUNG-FU GENERATION 『Single Collection』 キューン(2024)

メジャー・デビュー20周年を記念して全シングルをコンプリートした2枚組が到着。発表とは逆順に32枚のシングル曲が並べられており、さらに1曲目にはインディーズ時代の代表曲“遥か彼方”が新録されて収録! 今夏にアジカンが出演するフェスは〈ROCK IN JAPAN〉のみのようですが、本作はマストで予習しておきたいところですね。